2018年1月20日 (土)

広告収入は0円

管理人の趣味で始めたこのサイトには関係企業サイトへのリンクが貼ってある。PC表示画面で見ると左右に表示されているはずだ。何かのイベントで立ち話している時にどなたかが「広告収入があるんでしょう?」と言っていたのを思い出した。アフィリエイトで稼ぐ人もいるわけだし、これほど多くの企業の紹介をしているわけだから小金が入ってきてもおかしくないと思われているようだ。ぶっちゃけた話、小生が勝手に紹介しているだけで何処からも宣伝費などもらっていない。このサイトで入ってくるお金は残念ながら0円である。(`・ω・´)

日本中にある鉱物を薄く磨いて顕微鏡写真を撮る「研磨屋YouTube」を始めようかと考えたこともあるがネタがあまりにもマニアック過ぎて実行に移せずにいる。でも思い出してみるとこのサイトを始めた時は勢いだったし、もしかしたらYouTubeにも勢いで上げてしまうかもしれない。笑

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2018年1月11日 (木)

サポートが終了らしいぞ

親指の爪くらいのサイズ。こういう材料から薄いウェハーを数枚ほど切り出したいという時は外周刃切断機ではなく内周刃が有利だ。なので放置してあった内周刃切断機の操作を覚えてみんなが使えるようにしたら大人気。ところが既に製造中止になった装置だったこともあって昨年末、メーカーから「サポート終了のお知らせ」が届いた。次からどこか不具合が生じると自分で修理するか、生産している他のメーカーの中古品か新品を導入するかしなければならないことになる。

数枚を切り出す、スライス厚さは頻繁に変える、手早く切りたいというワガママはワイヤーソーで実現できない。この職場の状況を考えると今後も内周刃スライサーが選ばれると思う。小型の機械は需要があるのでメーカーさんは販売を継続して欲しい。それで岡本工作機械の内周刃スライサーの見積もりが欲しいのだが誰か持ってきてくれないかな。( ^∀^)

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2018年1月 5日 (金)

選択無しに良い結果とか

職場の中で何か新しい試みをやろうとして逆境に遭い、諦めたり挫折した経験がある人はこの苦い経験の後に仕事に対する姿勢に変化を経験していると思う。企業体質、予算の問題、新しいことへの無関心、反コンプライアンスなど深刻な問題はいくつもある。これを自分一人で変えることは非常に困難だ。

できることから地道に積み上げて行く作業は砂漠に農園を作るようなものである。小さな芽を枯らさないように気をつけて数(小さな実績)を増やしてゆく。土が合わなければ場所を変える(転職・転籍)ことも必要だろう。関心を示してくれる仲間を増やすと思わぬ助けが得られることもある。肥えた土地を貸してくれる人、良質な水を提供してくれる人、堆肥を分けてくれる人、手入れの仕方を教えてくれる人、農機具を貸してくれる人、共感してくれる人が増えてゆく。何かを作って極めたいと熱意を持って生きている人を見ると手を貸したくなる。お節介を焼きたくなる。笑

一方で変化を好まない人もいる。日々を惰性で生きることで満足してしまい、変化することを「面倒くさい」と感じて馴れ合いで自分の正当性を主張しようとする。それで満足しているならそれでも良い。誰もがチャレンジャーになる必要はない。ただ、チャレンジする人の足を引っ張るような真似や文句はみっともない。

「自分がどうありたいか」を選択するのは自分であって、その結果は避けられない。選択に結果はついてくる。勇気ある行動を伴う選択無しに面白い結果はありえない。

I think that those experiencing adversity trying to challenge something new attempts in the workplace, experiencing resignation and frustration experiences a change in posture to work after this bitter experience. There are many serious problems such as corporate constitution, budget problems, atmosphere avoiding new challenges, anti-compliance. It is very difficult to change this on your own.

The work of piling up little by little from what you can do is like making a farm in the desert. Be careful not to kill the small buds. Let's increase that number little by little. It is also necessary to change places if the soil is not suitable. Sometimes you get unexpected help by increasing the number of friends who show interest. People who lend discounted land, people who provide high quality water, people who provide compost, people who teach how to care, people who lend farm equipment, more people who sympathize To go. I want to lend a hand when I see someone who is living with enthusiasm with the intention of making something.

On the other hand, some people do not like change. They are satisfied with living by daily life with inertia, trying to insist on their legitimacy by being conspicuous by feeling change as "bothersome". That is fine even if you are satisfied with that. There is no need for everyone to become a challenger.

It is myself to select "what you want to be", and the result can not be avoided. The result comes with the selection. There is no interesting result without selection with courageous behavior.

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2018年1月 1日 (月)

2018 年頭所感

ここを訪問してくださる皆さん、新年明けましておめでとうございます。皆さんとその御家族にとって良い年となりますよう願っています。2006年にここを開設してから10年以上が過ぎ、しぶといと言うか往生際が悪いと申しましょうか、状況に波がありつつも今まで続けてこられました。研磨と関係ない企業に転職したら閉鎖しようと決めていたのに未だに「研磨屋」をやっています。お陰でなかなかこのサイトを閉鎖することができずにいます。笑

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

謹賀新年2018年 管理人

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2017年12月30日 (土)

同好会活動

ウチは定時後、30分以内に職場を出ないと何をしていたのか勤務表で申告しなければならないシステムになっている。その申告システムはPCで打ち込むようになっていてマウスカーソルを置くと複数ある項目から選択するわけなんだが「仮眠、読書、新聞、自己研鑽、同好会活動、待機、トイレ、忘れ物、打合せ、食事、etc」という項目がある。何かちょっと実験するのに定時後、長居する場合は「自己研鑽」を選択している。これは「残業」とは言わない。本当に残業が必要な場合は部門のリーダーから正式に依頼される仕組みになっている。だけど今まで一度も依頼されたことはない。なので事実上、残業はゼロ、残業は禁止である。 その代わり、定時後の活動は自由である。ちなみにNHKの「凄ワザ」の撮影は同好会活動という名目にしていた。懐かしいぜ。笑

自己研鑽とか同好会活動ってネットワークを使えば情報を別企業の仲間と共有できるし、代わりに実験をお願いすることもできる。サンプルだけ郵送してもらって定時後にそれを加工し、結果をネットワーク上で関係者だけに共有する。顕微鏡写真、表面粗さの生データ、加工条件、動画などアップすると現場に立ち会わなくて済む。PC、タブレット、スマートフォンに入れたアプリによってどこからでも情報を閲覧、追記できるので距離感を感じなくて良い。こういう取り組みを既に数社の人間とEvernoteというアプリを利用して運用している。自分でこういうテーマでこんな材料を研削、研磨してみたいというオーダーがあれば御一緒にいかがだろうか。たまにはオフ会なんかも企画する予定。

来年はこういう活動にも力を入れていきます。(`・ω・´)

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2017年12月21日 (木)

そう言えばあの営業は・・・

とある研削砥石メーカーのカタログに「SiCセラミックスの研削実績3μm/secを実現!」と紹介してあるのを見て早速コンタクトを取って営業を呼んだ。そして「この実績はホンモノか?」と尋ねたら言葉を濁す。手持ちの廃材からSiCセラミックスの端材を提供して「研削面を評価したいから削って送り返して欲しい」と頼んだところ、もう10年以上経つが音沙汰無しである。あの営業は道に迷ってここに来れなくなったのだと思うようにしよう。ここの砥石はもう買わないけどね。笑

ホームページの技術紹介で良さそうなことを謳っていても、実際に仕事を頼むと酷い仕上がりにビックリすることがある。研磨面が傷だらけ、検査結果を改ざん、うまく加工できなくて泣き言をメールで送ってこられたりと笑える対応もある。こんな対応をされると企業の闇を勘ぐってしまうじゃないか。

(`・ω・´) (`・ω・´) (`・ω・´)

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2017年12月16日 (土)

同じ夢を見る仲間が集まる

手作りの研削砥石ってエポキシ接着剤で適当に刃をくっつけたものだから見栄えがブサイクだ。砥石屋にしっかりしたカッコイイものを作っていただけることになり、これを使って「高級」な研削盤で実験する機会を得た。前に紹介した効果が再現されるかが今回の目玉でドキドキしたのだが、同じような効果が確認できた。素晴らしい!

今まで仕事してきた中で最もワクワクしてる自分がいる。ひとつの実験が成功すると、一瞬で他の用途をいくつも思いついてしまうものだから話が盛り上がってネタが尽きない。個人ではできない部分を協力してくれる人が周囲に何人もいる。消耗品、マシン、場所、材料は個人ひとりが何とか用意できるようなものではないから専門性の高いポジションにいる仲間が必要だと感じている。

25年前、最初の加工屋に軽い気持ちで入社した時はここまでやれるとは予想すらしなかった。個人のスキルを高めることに主眼を置く過程で学会や研究会で「自己主張」をやっていると共感してくれる仲間が見つかることに気が付いた。言いたいことを言うだけなら相手にされないが、具体的な成果や企画があるならお互いのメリットを引き出した上で話が成立してしまう。研究会が学会に参加してくる人は個人的な勉強だけでなく人脈や「今後の商売ネタ」を探しに来ているのだ。

お互いのメリットがあって意気投合したなら時間を置かず、すぐに行動しなければ協力が得られない。こちらも相手も他に仕事があるわけで折角のアイデアや提案が時間と忙しさに埋もれてしまうかもしれない。ひとつの成果、結果が出たなら次に何をするかをその場で決めてしまおう。宿題を出して次の「何する?」を計画するのである。

モチベーションは「自分はどれだけ誰かの役にたてるのか?」、コレである。こういう案件は慈善事業じゃないから利益が見えないと成立しない。「うまく事が運ぶとお金になりそうだ」という思惑はサラリーマンである以上、あるに決まってる。笑 だけど折角、お金儲けのために汗を流すなら他ではやらない事をやってみたいし、何より同じ夢を見る仲間と楽しく働きたいと思うのは小生だけだろうか。

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2017年12月 1日 (金)

傷だらけの試作品に爆笑

知人は関東の企業で光学金型の設計を任されている。ある分野の製品に必要なアルミニウム製のミラーを試作する必要が出てきた。ただ、実際に量産される段階になると樹脂の成形品に置き換わる可能性が高い。アルミのミラーなんて量産性なんてこれっぽっちもないものだ。しかし、設計された形状が思ったように機能するかどうかを調べる組み込みテストでは1個だけ樹脂成形品を作るよりもアルミの削り出し品を使うほうがコストを抑えることができる。成形品を作るには金型から作らなきゃならないからね。

いつも精密加工をお願いしている加工屋A社があるのだが、横から「ウチにやらせてくれ」と名乗りを上げてきた加工屋がいた。これをB社とする。A社と同じ機械を持っていると言うので実力を確認するために試作させてみたところ、目視で見える切削痕が確認できた。もうこの段階で使い物にならないから「お話にならない」のだが、もう一度やらせてくれとB社の営業が食い下がる。お金は払わないがそれでも挑戦するならどうぞと知人らは「突き放したつもり」だったがその後、何回かB社は試作品を持ってきたらしい。

毎回、同じように方向性のある切削痕が目視で見える。B社の技術者にはこの筋が見えていないのか不思議だったが、どうやら見えていて磨いて筋を消そうとインチキしているという。「それなら筋が消えたものを持ってこいよ」と知人はオブラートに包んだ言い方で優しく言った。ところがどうしてそういう方向に考えるのか理解できないがB社の技術者は材料が原因で筋が入るのだと考えているようだった。いや、いつもお願いしているA社はどんな材料でも筋なんて無いんですけど。(*´ω`*)

「精度の良い加工機が入ったから良いものが作れる」とか精密加工の領域を理解できていない。技術者とは言えない物言いに爆笑するしかない(笑)。機械の使い方を覚えた「オペレーター」レベルの話であってマシンの性能を余さず引き出せる「技術者」ではないのだ。超精密加工機に比べて安価な構造の研磨装置にだって同じことが言えるだろう。傷だらけの研磨面を見て何も感じない作業者に精密加工は向いていない。

Momiji


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2017年11月18日 (土)

他人任せにしないこと

大事な実験を他人任せにしてしまうと後に美味しい部分を持って行かれることになるかもしれない。現場に軸足を置いている人間は、実験の結果だけでなく「過程」に重要な秘密が隠れていることを感覚的に知っている。物事が過程で見せる様々な表情は詳細に記録しておくべきもので、結果が思うような結果に至らなくても次には何故、そうなったかを明確にする行動に出る。そして、この「過程」を調査することで重要な発見を得ることが多いというわけだ。

学生が論文を仕上げるのに必要な多くの実験データは学生だけで調達することは不可能だ。実験に必要なデバイスから作らなければならないわけで、それは「専門家」に任せて作ってもらうしかない。このデバイスを作るのが研磨屋の仕事になる。しかし、このデバイスの製作過程で学生が期待する実験データが吉と出るか凶と出るかを決めてしまうこともある。昨今の化学実験データ捏造や盗用によって特に論文に掲載するデータの在り方が問われると、デバイスを提供する我々としても責任を感じずにおれない。それでも本来はこのデバイスの不具合から生じる実験データの「差」がどのように変化するのかを学生自身の手で明らかにするのも学生が経験すべき勉強ではないだろうか。

うちの職場には多くの研究者が入れ替わり立ち替わりやって来る。年齢も若い大学生からお年寄り(笑)までいる。過去に企業の役員を勤めていた年配の男性は研究中の試料作りを他人任せにしない。その彼に、作業を若手に任せないのかと聞いてみたことがある。「自分の手でやった方が早いし、実験の過程に面白い現象が現れるのが楽しい。それに結果よりも過程で得る知識が重要だと感じている」と仰る。共感する部分が多いと感じた。「現場は宝の山だ」とは誰かが言った名言だが的を得ていると思う。

どのような分野の学問においても観察眼は重要で、それは文系理系に関係なく仕事に活きてくる。仕事以外にも役立つことだろう。失敗が新たな成果を生むことを現場に立つ我々は熟知していてそれを楽しんでいるフシがある。仕事のできない管理職に「効率が悪い」とか「遊んでる」と判断されるかもしれないが、彼らの給料も現場力で支えられているわけだから現場マンは堂々としてていい。

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2017年11月15日 (水)

変わった学習塾

職場の近所には学習塾がたくさんある。その中でも面白いと感じたのは「化学専門」とか「物理専門」という個人塾がいくつかあること。推測するに研究機関で働いている人、退職した人が趣味でやっているのだと思われる。笑

化学や物理、こういう理系科目の場合、中学高校の先生は理論しか生徒に教えられない。それは試験に合格するための授業である。対して研究機関や企業で現場を経験した人が教えると多くの事例、問題、将来性を引き合いに出しながら面白おかしく、生徒の興味を引きながら教えることができるのではないだろうか。学ぶ知識が何に役立つのかあやふやな状態では関連付けができなくて学ぶ側の頭に長く残らない。だから学ぶ側の人間は学習内容がどのようなシーンで活かされているのか、それは将来どのように進化して行くのか、どのように人の役に立てるのかという「夢」が必要だ。現場を経験した人が教えている学習塾には「夢」がありそうに思う。

現場の経験は豊富だがアカデミックな頭脳が無いので受験の勉強には貢献できない小生でも、現場向けの面白い話はできる。ものづくりや研究開発の仕事に将来を賭けてみたいと考えてくれるような若者が増えてくれると嬉しい。そういった活動にも参加したいと真面目に考えている。

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