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2020年4月

2020年4月19日 (日)

書かないと伝わらない

切削と研削、そして研磨は英語で別々の言葉なのに日本の現場では少し光沢が出てくる条件を「研磨」と呼ぶらしい。マシニングセンタで切削加工に携わる人は砥石による研削工程を研磨と呼んでいた。じゃあ、研削加工をやってる人は研磨工程をなんて呼んでるかご存知だろうか。そう、「ラップ加工」と言う。なんでここからカタカナ言葉なんだよと突っ込みたくなるだろう? 蛇足だがラップ加工に携わる人はその上の加工を「ポリッシュ加工」と・・・(以下略)

この表面性を表す手段、図面ではなかなか難しい。設計図面には三角印の数で表面粗さを示す規格がある。しかし、精密な研磨面に対する規格がないものだから度々、トラブルになる。なので依頼する時、見積もりを取る時は細かい指示を出そう。形状の精度は必要か、粗さはどれくらい必要か、傷の許容はどの程度か、材料機能を維持する必要があるかどうかなど。図面に書けない指示を最初に詰めておかないと必ず揉める。笑

日本には、図面で指示していなくても現場で対応してくれるという、良くも悪くも「オモテナシ慣習」があるが海外ではコレは通用しない。海外の工場に加工を依頼すると最初にこの洗礼を受けることになるだろう。「公差1ミリの四角形に切り出してくれ」と日本人に頼めば直角は確保されて当たり前だが海外だと公差内で平行四辺形や台形の製品が戻ってくる。

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2020年4月17日 (金)

自宅待機状況

フルタイムで出勤していた人が「明日からしばらく感染拡大の予防策として全社員は自宅にいて下さい」と言われると、有給扱いであるにも関わらず平日に自宅でテレビを視て過ごすことに罪悪感を感じたり落ち着かないなどの降って湧いた「平日の非日常」に心を乱される。個人で客商売をされている人は大変な思いで店を開けるか閉めるべきかの判断を迫られることは容易に想像つくが、なぜかパチンコ店は通常営業で駐車場には車が多数。だがついに近所のパチンコ店で感染者が出たと聞いた。全国に緊急事態宣言が発令される前にうちの職場は人の出入りを制限し、そして今週から事実上の操業停止に入った。「納期がー!」という理由での作業や出勤は全て却下されたから相当な気合が入ってる。

製造業の現場で感染を避けるために操業停止なんて判断ができる企業はおそらく無いだろう。現場は「金を生む」場所で要員全員が「金のなる樹」を直接養う働きをしているからである。営業や事務所は自宅でテレワークが可能だ。しかし現場はテレワークできない職種である。現場を1ヶ月停止しても給料を支払える体力がある企業なんて国内にあるのか?

連日深夜までかかって作った小さな窓材に業者でコーティング依頼したら失敗したと連絡が来た。再度のコーティングをする前に研磨が必要になるけれど、明日には海外に発送しなければ予定に間に合わない上、明日から小生は自宅待機に入るという最悪なタイミングである。先に書いたように納期を理由にした作業は認められないので来月以降に納期を延ばすことを顧客に説明することになった。歯切れの悪い終わり方で今月の仕事は終了となり、これから職場に近いアパートに籠城する。引っ越したばかりでまだ冷蔵庫と洗濯機が届いてないという悲惨な状況で。ビールが温いけど仕方ない。笑

 

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