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2020年5月

2020年5月24日 (日)

ドュケルバン腱鞘炎

ドュケルバン腱鞘炎というものに最近、悩まされている。職業病とも考えられ、手首関節の腱鞘炎で完治しにくいようだ。完治しにくいというのは痛むのが自分の利腕で、仕事でいつも手を使うものだから完全固定で炎症が鎮まるのまで負担をかけないという保全療法が現実的に無理であるため。仕事を1ヶ月休んで手首を使わなければ治るかもってフリーランスにそれは辛い。最終手段で即効性があるのは切開して腱を圧迫している部分にメスを入れることらしい。切っちゃうか?

世代交代、技術継承、引き継ぎという言葉が頭によぎる。手首に負担がかかる作業とは研磨で使う金属製のウェイト(おもり)を上げ下ろしする瞬間である。寸法や精度を追い込む時は何度も数キロあるウェイトを載せたり降ろしたりを短時間に繰り返す。ウェイトと研磨治具が水分や研磨スラリーで濡れると互いが吸い付いて重さ以上のパワーをかけないと分離、ウェイトが持ち上がらないという現実を現場経験者の読者なら容易に想像つくと思う。量産現場ではウェイトを手で載せるのではなくシリンダー加圧が中心である。これなら手首に負担がかからない。ウチのマシンはそういう構造ではなく、少量多品種生産なので諦めていた。

しばらくは写真のようなサポーターで手首を保護しながら仕事することにした。切らずに回復することを祈るばかりである。皆さんも気をつけていただきたい。

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2020年5月22日 (金)

断面観察試料の留意点

断面観察を目的としてセラミックをフラットに磨く案件。密度が低い材料なので加工中に液を吸収するから加工条件を選ばないと汚れが材料内部に入り込んで精密な分析ができなくなる。黒い汚れが白いセラミック内部に一旦入り込めば、どんな洗浄をしようがその白さを再び取り戻すことはできない。勿論、密度が高いセラミックなら汚れないものもある。最初の頃、セラミックに汚れが入り込むなんて考えてなかったものだから、光学顕微鏡で研磨面を観察すると、材料に含まれていないはずの金属が隙間に入り込んでキラキラしていたのは良い思い出。今現在、メタルフリーで光沢を出すからコンタミネーションフリー。

我々は小型の研磨装置に固い研磨プレートを載せて使っている。軟質のパッドを使って磨くと段差を生じて平坦性を損なうからである。研磨面に何を求めるのか、研究員や担当者も解ってないことが多いから、こちらが相手の「研磨面を使って何をやりたいのか?」を聞き出すことからプロセス設計は始まる。職場のユーティリティーの仕様を把握していることが重要で、砥石の番手、ステージの大きさ、砥粒の種類、研磨プレートの種類、固定方法など理解していないと請けられない。仕事の基本は内部完結。外部に出すと想定外の費用が発生するからである。

どんな材料が来ても手を抜かず超精密研磨面を貫くという気合の入ったアイデンティティは過去に棄てた(笑)。目的を満たすに必要十分な仕上がりに留めるようにすると後々楽である。「如何に手を抜くか」を考えるとも言えよう。過剰な仕上がりは後々に自分の首を絞めることになるのだ。なので最初に十分な打ち合わせを必要とする。

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2020年5月15日 (金)

面白いことしたい

以前のグループリーダーに「またテレビに出る機会があったら出ます?」と尋ねたら「出るよ!笑」だって。俺たちは懲りないオッサンだから面白そうなことにすぐ首を突っ込んでしまう。ネタを常に探すのは研究者としての姿勢かエンジニアの性か・・・

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